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my destiny

第3章 ハチミツ

【智side】

突然頬を叩かれて。
ペチペチという軽い痛みで我に返る。

目を開けると、オイラの好きなイケメンが、困った顔をして真上から見下ろしてた。

夢を見てたみたいだけど、憶えてないや。


「……ふぇ?……」


目を開けると、真上 に 居る 翔君が、困ったような顔でオイラを見下ろしてて。


「智、まだ だよ……」


言いながら、オイラ の 中で 緩やかに 動き 始め たから。
自分が今、翔君 と 繋 がってるって、思い出した。

翔君、笑ってる。

オイラの好きな、イケメン。

あんまり 気持ち いい から、もしかしてオイラ、飛んじゃったのかな……。

ごめんね、翔君をおいて、一人だけ。

だって、なんかもう、繋 がって て も、全然 違 和 感なくて。

わかんなくなるんだよ。

どこまでが 体 で、どこからが 心なのか。

どこまでがオイラで、どこからが翔君なのか。


「ん…んん…は…あ…あ…しょ、くん」


再開された 動 き に合わせて、出すつもりのない 声 が、オイラの 口 から こぼれ 出る。

ゆっくり、ゆっくり、翔君のが。
オイラの イイ 所を 擦 る。

ゆっくり、ゆっくり。

その度に、オイラの声が出る。

繋 がってる ところからも、恥 ず かしい音がする。

息 遣 いの合間に、翔君も、せつない 声を 漏 らす。



えっと、何回 イッ た んだっけ?

翔君は、イッ た んだっけ??

もう、わかんない……。






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