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Rain Blue~またいつか貴女と~

第1章 Rain Blue~またいつか貴女と~

「はぁ? お前ら、何言ってんの? 京って古風でいいじゃん? 和風美人な感じで」

普段、クールで何も言わない彼が初めて、私のことを庇ってくれた。そうしたらみんな黙って、ただ一言、

「ゴメン、冗談。わりぃ」

って。ここぞとばかりに言ってくれるし、成績優秀、スポーツ万能で密かに人気者な彼。そんな些細なことで私は彼のことを好きになった。

バレンタインに告白して、

「実は、俺も由良さんのこと好きだった」

そう言われて付き合うようになった時は、天にも昇る思いだった。

「京ちゃんってみんな呼んでるから、俺は、ゆらちゃんって呼ぶなあ! 俺だけの特別な呼び名」

幸せな関係。初めての恋。初めて付き合った人。私は、この人と結婚するんだ。この人とずっと一緒にいるんだ。そう思って、疑いもしなかった。

だけどーー。

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