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Rain Blue~またいつか貴女と~

第1章 Rain Blue~またいつか貴女と~

 高校卒業。彼は、街の大学生。私は、なんとか卒業はできるものの成績不振で、家にお金もなくて、田舎に残って、小さな子会社に就職。

それでも彼が大学卒業して、就職して落ち着くまで待つ。離れてたって心は繋がっている。そう信じて、疑わなかった。私は私の虹色の未来のために頑張ろう。そうやってやってきた。

なのに半年ほどたった時。彼から、メッセージで一言。

「ゴメン、こっちで好きな人ができた。別れよう」

話し合いたいと思った。やり直せると思った。とにかく信じた。なのにそれ以降、連絡も取れなくて、そういえば新しい住所も彼のこともなんにも知らない。当然、彼の両親も取り合ってはくれなかった。

彼がいる。それだけが支えだった。彼氏。その存在は、例え友達がいても埋められない。

おまけに新しく就職した先でも馴染めずにいた。

あぁ、私、なんのために生きているんだろう。

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