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甘い鎖 ~アイツの愛という名の鎖に、縛られ続けたオレは……~

第7章 二人のこれからのあり方

確かにベッドは乱れた跡がある。

「ここんとこ、綾と離れてて寂しかった。でもそれも今日までだね」

後ろから抱き締められて、オレは苦笑した。

こんな情けない顔も、見るのは久し振りだ。

「ああ、オレも寂しかった」

顔だけ振り返り、キスをする。

「ふふっ。ずっと一緒にいよう、綾」

「そうだな」

死すらオレ達を別つことはできない。

ずっと一緒だ。

他の誰にも、何物にも眼を向けず、お互いの関心は自分達にしか向かない。

甘い鎖は、きっといつまでも解くことは無い。



<終わり>
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