
勝手に運命感じてます
第1章 運命の出会い?
「……おい、腰抜け」
「はう!」
い、いつの間に目の前に!?
先輩は朝みたいに座り込んでいて、朝みたいに美しい真顔で私を見ていた。
キャー! また近すぎちゃってどうしよー!
「こんなところで倒れていやがって。また腰でも抜かしたのかよ」
「あ、いや、今度は違うんですけど……」
「あっそ。練習の邪魔だ。友達と一緒にとっとと帰れ。お前らもだ。この先の練習は、部外者禁止だ」
先輩は超コールド対応で、私と凛ちゃん、女子達にも、早く帰るように促した。
そ、そんなぁ~。せっかく会えたのにぃ~。
