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もう一度キスさせて

第1章 先生が初めて

トントンと過ごした高1はあっという間で

この春から私、天野 美咲は高2になりました。



学年も変わり、緊張のクラス替えを果たして


早1ヶ月が過ぎようとしてます


クラスにもだいぶ慣れて、友達も増えた


勉強も進んで、あと少しで中間テスト...


の前にGWなんですが、、





こんな平和な生活に事件は起こったのです。



まあ、多分悪いのは私。

てゆか、間違いなく私だよね...




その事件を私はこう名付けました


【4.19事件】


それは、今から3日前の4月19日のことである。




_________





「今日部活だね〜」



終礼前に友達の逢坂 菜沙(なずな)が言う



今日は金曜日だから部活あるんだよね

まあ、保育園訪問だし楽しみだからいいけど



ちなみに私が所属する部活はJRC部

ボランティアとか募金とかするんだ




「終礼終わったら直ぐに行かないとだね」



保育園は近いけど、終礼はだいたい長引くから

毎回ギリギリの時間に着く。




「そうだね、ダッシュしなきゃ」




そう話していると、
担任の先生が教室に入ってきて終礼が始まった。






予想通り長い話があって


みんなが退屈になる頃に終礼が終わった。




「美咲!!行くよ!」






さよならの挨拶と同時に私の席に飛んできた菜沙


その速さに尊敬の眼差しです




「何してんのっ、ほら早く!」


「あ、あぁ待って〜」



パンパンに詰めた鞄を背負い、

私達は足早に教室を後にした。

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