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「軽い打撲だな」



うぅ、私 今 とてつもなくみっともないです。


慣れない1個飛ばしなんてするから

それにどうしてあの道で行ったのよおお





「まだ、痛いよな」


ずっと黙り込んだ私を再び心配する先生


どうやら今は職員会議らしくて...

普段居る優しい保健の先生も今日は居ない


誰も居ない保健室で吉沢先生と2人っきりです。




どうしてか、心臓が一向に静まりません。




「冷やせば治るので大丈夫ですよ」



それよりも先生と2人で居るのが大丈夫じゃないよ



「ほんとにすまない」


申し訳なさそうに先生は頭を下げる


悪いのは私なのに...



優しいんだろうな



「それと、事故とはいえ...誰かに知られたら大事だからさっきの事は俺らだけの秘密な？」




幸いにも現場には誰も居なかったから目撃者はいない。



そうだよね、

誰かに知られたら大変だ



「わかりました、約束です！」



今の先生に私ができる唯一のお詫び...


それは約束を守ること！









「それで...初めて、じゃないよな？」


「なにがですか？」




ほんとに先生の言ってることがわからなくて


私はキョトンとする





「その、...キス」



そう言いながら先生は自分の唇に

人差し指を置く。




その瞬間さっきの記憶がフラッシュバックして



私は茹で上がったタコのように赤いだろう。












「初めて.......です///」





そう、実はファーストキスなの。