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詩織のビキニなメモリー

第4章 詩織、胸を見せます。

裸の上半身にTシャツを着て、桟敷で30分くらい休んだら、私は復活した。

背負って運んでくれた男子にお礼がしたいとミナコに言うと、すぐに呼んできてくれた。

ありがとう。すっかり治ったよ、痕も残らないよ、と言いながら、
彼とミナコの前に、私は脚を投げ出して見せた。

ここ、と指でさすと、彼は思いのほか、しっかり確認した。
自分のせいじゃないのに、責任感に似た感情がある?

感情が、揺れた。

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