注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。
第4章 VCG検査
初めての利尿剤は驚くほど良く効いた。
おしっこがたくさん出て、すぐに浮腫みは取れた。
「美優ちゃん、どう?」
トイレの入り口あたりから、担当看護師さんの声がした。
内田くんは男だからここには入ってこれない。
「でた?」
『見て。お腹ペチャンコ』
「あんなにおしっこ貯めてよく我慢できたね。僕なら迷わず導尿を選ぶけどね」
『導尿は痛いんだって〜』
「女の子は尿道が短いからそんなに痛くないよ。今度からは導尿にしてもらいな」
『覚えとくね』
「それにしても、すんごい顔してたよ。ビックリしたんだから」
『もう。それを言わないで』
「悪い。悪い。これから検査室に向かいますって脇坂先生に電話するから」
『うん』
おしっこがたくさん出て、すぐに浮腫みは取れた。
「美優ちゃん、どう?」
トイレの入り口あたりから、担当看護師さんの声がした。
内田くんは男だからここには入ってこれない。
「でた?」
『見て。お腹ペチャンコ』
「あんなにおしっこ貯めてよく我慢できたね。僕なら迷わず導尿を選ぶけどね」
『導尿は痛いんだって〜』
「女の子は尿道が短いからそんなに痛くないよ。今度からは導尿にしてもらいな」
『覚えとくね』
「それにしても、すんごい顔してたよ。ビックリしたんだから」
『もう。それを言わないで』
「悪い。悪い。これから検査室に向かいますって脇坂先生に電話するから」
『うん』