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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第29章 医者×お仕置き★

桜庭先生は、病棟業務のためナースステーションにいた。そして時々、美優の体調と反省の様子を見るようにしていた。





「美優、ルネと遊んでたの?」






『うん。ルネ、とってもかわいくて。』






「お利口さんでしょ?お行儀いいし。」







『うん。ルネとお話してたの。お友達になったよ。』






「それじゃあ美優にも首輪つけてあげようか?」






『え?』






「冗談に決まってるでしょ。(笑)」







SMっぽくてあまり笑えないよね。







「美優、そろそろ正座始めて1時間だけどまだいける?足痛くない?」






『痺れていたいっ…。』






「床固いし冷たいもんね。足痛くて辛いねぇ?」






『…うん。』






「でも辛くないと反省にならないから、もう少し頑張って。」








期待させておいて落とすーー。




精神科医の巧妙な心理作戦は、落差が大きい分ダメージも大きい。







「おしっこためる導尿バッグがいっぱいになったら管抜いて、お尻ペンしようね。」








『もうおしっこ出ない。』







「そんなことないでしょう。おしっこがたまったら、美優は"お仕置きのおねだり"するんだよ。できる?」








『…ううん。』







「僕はまだお仕事残ってるから、美優はここで反省しながら待っててね。痛くても足崩しちゃダメだよ。」







『ルネと遊んで待ってるね。』








「ルネもお仕事中だから程々にね。」







『うん。わかった。』





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