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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第34章 I love you (2)

美『終わりでいいの?』











桜「まだまだ。全然吸えてないのに終わるわけないだろ?ちゃんとお薬を吸わないと、夜中に発作が起きちゃうんだから。」









美『ゴホッゴホッゴホッゴホッ…。お薬のせいで余計苦しくなっちゃうのに。』








桜「そんなこと言ったって咳出てるから心配なの。お薬を吸わないと治らないのに。」








成「先生、開口器使いますか?」







桜「美優にお薬を吸ってもらいたいから、お口を強制的に開く器具を使わせてもらうよ。」







美『強制的とか無理矢理とか…そういうの、いやなのに。』










桜「さっきから嫌ばっかり。ちゃんとやらないと夜中に発作が起きちゃうって、何度も同じ事を言わせるな。」







美「りんたん、怒るとおっかない。」







桜「美優がやるべきことをやらないからだ。」








美『ちゃんとあ〜んするって約束するから開口器はやめて!』







桜「じゃあちゃんと口開けてマウスピース咥えるんだよ。約束破ったら開口器つけて鼻もつまむからな。」







美『わかったよぉ。』







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