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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第4章 VCG検査

短い休憩の後、カテーテルを手にした脇坂先生が戻ってきた。




「続きやろうね」





やっぱやるんじゃん。


o(T□T)o






「カテーテル入れるからもっと大きく足開いてくれるかな?」






私の脚はカタカタと小刻みに震えていて、すでに感覚がない。




「消毒したらカテ入るから、さっきみたいにゆっくり深呼吸ね」





い、いたいーーーっ





「ごめん痛いよね。これから生理食塩水を膀胱に注入してくよ。おしっこ出る感覚がしたらすぐに教えてね」





注射器に繋がれたカテーテルの先から生理食塩水が注がれていく。






出る場所に入っていく。







きもちわるい。



m(。≧Д≦。)m






『先生、おしっこ出そう。出そうだよっ』





おしっこが出そうなんだってば!






「出そう?もうちょっと注入していい?」





ちょっと待ってよ。出そうな感覚がしたら教えてって言ったのは、そっちでしょ。







こんなところで粗相するわけにはいかないのに。


m(。≧Д≦。)m







おしっこ出そうって必死で言ってるのに、脇坂先生は笑顔でごまかして手を止めなかった。






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