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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第42章 透析*初日のできごと(2)

「はじめまして。私、透析室ナースの田口莉奈です♪」






若くて可愛らしい看護師さんが
カーテンを開くと、一瞬で
私の回りが華やかになった。







「さっき針刺すときにだいぶ叫んでたけど痛かったの?今も痛い?」









『はい、今も。』









「冷湿布か温湿布してみる?どっちがいい?」








『じゃあ冷湿布を。』









「わかった。すぐに持ってくるね。」









『すみません、それと。』









「何でも言って。」










『映画が見たいので透析室のタブレットを貸してください。』









「透析の時間長いから退屈だもんね。それもすぐ持ってくるね♪」









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