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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第42章 透析*初日のできごと(2)

隣の患者さんの物音で目を覚ますと、これまでにない強烈な吐き気と頭痛がして、着ていたヒートテックが汗びっしょりだった。








自分でも、これが"異常事態"なことくらいわかる。








「目覚めた?映画が見るのかと思ったら、突然寝ちゃうからビックリしたよ。」









莉奈さんが声を掛けてくれた。










『あの、脇坂先生を呼んでもらえますか?』








莉奈さんは「脇坂先生ね?すぐに来てもらうね。」と、その場で電話を掛けてくれた。











脇坂先生、急に具合が悪くなっちゃって
どうしたらいいかわからないの。
早くきて。







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