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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第46章 眠れる森の美優*(2)



『…んんっ』






口づけのあと、酸素マスクを戻そうと顔に近づけると、かすかに美優の声がした。







『…んんっ』







それは、間違いなく美優の声だった。







「美優、」と、肩を揺らすと、ゆっくり瞳が開いた。








『…りんたん?』







「目が覚めたんだな?」







『うん…』








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