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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第47章 桜

「そうだ。美優ちゃんに見せたいものがあったんた。」








脇坂先生が、ベッドの背もたれを上げてくれると窓から桜が見えた。








「桜が綺麗でしょ?ちょうど満開で見頃なんだ」








『綺麗。素敵。』






「美優ちゃんにこの景色を見せられて本当に良かった。」








『私、どれくらいの期間眠ってたの?』








「3ヶ月間眠ってたんだよ。」








『そんなに長い間…?』







「長い夢でも見てたの?」






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