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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第9章 発熱

「横になろうか。診察してみよう」





体温をはかってもらうと38℃近くあった。



なんだかだるそうで辛そうにしている。





「美優ちゃん、水分と取れそうかな?自分でお水飲める?」





『いらない』




「お熱が高居から自分でお水が飲めるといいんだけどね」




『飲みたくないの』




「自分でお水が飲めないと点滴になっちゃうよ。また点滴が増えちゃうけどいいの?」




『ほっといても熱なんて下がるよっ』




「そんなこと言わないの。点滴やるからね」





『どうでもいいわ』




「自暴自棄になるのは良くないよ。聴診するから胸元あけて」








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