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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第2章 僕の診察室

「美優ちゃん、今迄に腎臓が悪いって言われたことある?」




1時間後、PC画面から目をはなし今度は美優ちゃんを見つめた。




『腎臓ですか?』





「うん、腎臓。背中のうしろ」





『言われたことないです』





「すぐに入院して精密検査を受けてほしいんだ」





美優ちゃんはショックで泣き出してしまいそうな感じだった。




「ごめんね。突然すぎて戸惑っちゃうね。でも入院中は僕が主治医になって全力でサポートしていくから安心して」



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