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ここまでのあらすじ

高校2年生のシルコは、いきなりモンコという男に別の世界に連れてこられた。
そこで自分が魔法戦士の血を引く者だと聞かされる。
それから仲間に僧侶のマンゲが加わり、様々な困難を乗り越える。


シルコ➖高校2年生。今や立派な魔法戦士。

モンコ➖シルコをこの世界に連れてきた魔法使い。中年のおじさんで太っててハゲている。

マンゲ➖ものすごい力を持ち、伝説と言われている僧侶。60近い太っててハゲたおじさん。



モンコ「朝よ！みんな起きて。魔王城を目指しましょ。」


コーラ村へ泊まっていた3人。
朝になり、モンコが2人を起こす。

シルコ「ん、んー。」

マンゲ「まだ眠いよー。」

モンコ「文句言ってないでさっさと起きて。身支度を済ませたらすぐ出発よ。」

シルコ・マンゲ「はーい。」

2人は起き上がり、一度リビングに向かった。
すると、マスターが突然話しかけてきた。


マスター「あ、旅のお方たち！起きましたか！いきなりですがね？この村にもう少しゆっくりしていってください。」

マンゲ「どうして？こっちは時間がないんじゃ。」

マスター「いやね、最近ここらで盗賊が頻繁に悪さをしてるしいんです。」

マンゲ「嘘をつくな！無駄に宿泊させて俺らから金稼ぎたいだけだろ！この貧乏人が！消えろクズが！二度と来ねーからな！」

シルコ「ちょ、ちょっと言いすぎだよ！」

マスター「ひ、ひどいですよ・・・こっちは親切心で言ってんだ。もちろん金はもらうつもりだが、落ち着くまでは安くするつもりだったよ。」

マンゲ「うるせーよゴミが！もう貴様自体が盗賊だな？いや、ちがうな。盗賊以下のクソじじいだよ！あーはっはっはっはっは！」


シルコ「どうしたんだよマンゲ！ひどすぎるよ！」

マンゲ「だって酒もタバコも売ってねーしよ。メシもまずい。サービスが悪りぃなこの宿はよー！金は払わないからな！」

マスター「さきほどお連れからいただいたよ。早く帰ってください。」

マンゲ「モンコが払ったのか。まぁいい。もう一度言うが二度と来ねーからな！・・・まぁ、万が一盗賊が襲ってきたら、返り討ちにしてやるよ。けーへへへへ！」


盗賊の噂はデマなのか？
わからないまま3人は村を出た。