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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第26章 どうしていいか、わからないんです!

まだお昼には少し早い時間だから、店内には他のお客さんも殆どいない。


4人掛けのテーブルに盆子原さんと向かい合うように座ると、私はバッグを隣の空いたイスの上に置いた。


それからやがて黒い上品な服に身を包んだ店員さんがテーブルに来ると、氷の乗ったお冷やのグラスを2つとメニュー表を出してくれた。



「雛子さんの好きなものを、何でも選んで下さいね。
食後のコーヒーも、もちろんどうぞ」


「…ありがとうございます」



パスタやハンバーグ、オムライスなど。
いろんなランチメニューが写真と共に書かれている。


美味しそうな色とりどりの写真とは裏腹に、だけど今の私には食べ物が喉を通る自信がまったくなかった。

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