テキストサイズ

ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第32章 あれから7年、経ちました…!(オマケ)

───────────
────────
─────





「─────ひなっ
ひなってばぁ!」


「ん…………
あれぇ、チビちゃんズは…?」


「チビちゃんズ?
ひなぁ、寝ぼけてる?」



ゆっくりと開けた目に映ったのは、いつもの慎吾くんの顔。


長い茶髪の前髪は、相変わらずのM字バング。


かわいいと言っていいのかカッコイイと呼ぶべきなのかは未だにわからないけど、でも私の好きな顔には違いなかった。




「ひなぁ、俺お腹空いちゃったよぉ」


「あ…ごめん、ご飯の時間だよね」



どうやらうたた寝をしちゃってたみたいで、私はちょっぴり気だるさの残る身体を起こして部屋の中を見渡した。


ここは慎吾くんの家の、いつものリビング。


ご飯の支度があらかたできた所で、ちょっと眠くなってソファで寝ちゃったんだっけ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ