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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第4章 女子大生殺人の件


「ま、見た目――――坊さんだからな…救いを求めたくなるのも分かる…」


救われたいと願うのは…大人も子供も同じだと言うことだ…と、煌太はため息をついた。



「すると、徐々に距離を詰めた坊さんの霊は“助けてあげましょう、その代わり…生け贄がを捧げよ”と、言ったそうだ。なんとも時代錯誤な――――でも、坊さんの生きていた時代では当たり前のことだったかもしれない……

成小坂は“今は生け贄を差し出す習慣はない”と、断ったらしいが…霊と会話をしてしまった成小坂はことあるごとに霊から生き贄を…と、催促されることとなるんだ…」



なるほど…霊と会話をすると付け入る隙を与えてしまうらしい。


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