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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第25章 おまけ②奥山心中



「――――初めまして…繋 結子さん」


“鈴蘭館”につくなり…俺は出迎えた仲居さんに挨拶をした。



「え――――…」


いらっしゃいませ…と、頭を下げた仲居さんが驚いたように顔を上げた!



と、そこには――――…出迎えた時は、はつらつとした笑顔で俺たちを迎えてくれた仲居さんからは想像もつかないほどの青ざめた顔があった。


「え――――…え」


「やぁ、松園君は…元気かい?」


俺がそう続けると、仲居さんの顔は更に強ばった。



「は?ちょっ…ペガサスさん?この人…が?繋さん?写真と違うっす――――」



白馬は慌ててスマホの写真と仲居さんの顔を見比べる。


写真の繋は髪が長く一重の涼しげな女性――――といった感じだが、目の前の仲居さんは、ショートカットで髪も短い、しかも二重で健康そうな元気いっぱいの女性…と言った印象だった。






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