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天気師の少年

第2章 風海の力

乳首を刺激し続けると信じられないことが起こった。

ズボンもパンツも脱いで丸出しになった下半身でオチンチンがビクビクと激しくアバれ出したのだ。

「あっ、ああ~っ」

そしてそのまま大量の欲望がまるで火山が噴火するかのように激しく噴き出した。

信じられない、乳首だけでイッちゃうなんてことがあるんだと風海は呆然となった。

「は、はあはあ、サイテーだ」

イッたあとの余韻で呼吸を荒くしながら風海はサイテーだと思った。またしてもサセ子でイッてしまった。しかも名前まで叫んで。

こんなはずじゃなかった。他の女子でイキたかったからサセ子を消して他の女子を妄想しようとしていたのだ。だから、サセ子、消えてくれと言おうとしたら、その瞬間にキモチよさでワケが分からなくなって果ててしまったのだ。

後始末をしてちゃんと服を着直して今日の出来事を思い出してみる。

あんな風俗店で男に貞操を奪われるのはイヤだから必死に逃げた。男に犯されるぐらいなら童貞の方がまだましだと思えるが、童貞は早く捨てたかったという後悔もちょっぴりはある。

それにしても不思議な現象だった。
必死に逃げようとしたら突然雷がゴロゴロし始めて天気が悪くなった。そしてピンポイントでマスターたちを狙ったかのように雷が落ちた。

まさか、まさか、あの突然の雷雨は自分が呼んだのかと風海は思った。
自分には天気を操れるような不思議な力があるのかも知れない。

次の日風海は街に出てみた。
街にはミニスカートの女のコたちがいっぱいいる。

とりあえず、突風を吹かせてスカートの中を拝んでみるか。風海は強風が吹くように念じた。

しかし、強風どころかそよ風も吹く気配がない。やっぱり気のせいだった、そんな能力があるワケないと諦めようとしたが、スカートの中は見たい、見たい。

もはや天気を操る力があるかどうかを確認したいという目的はスカートの中が見たいという不埒な欲望に替わってしまっている。

そんな不埒な欲望には力は応えてくれないと何となく悟った。
そうか、あの時はかなりの危機的状況だった。風海が危機的状況に陥らないと力は発揮できないのかも知れない・・

「お願い、ボクは大ピンチなんです。溜まっちゃって溜まっちゃって・・オカズを与えてください。ちゃんとオナニーしないと本当に性犯罪を犯してしまいます。もうサセ子でヌクなんてイヤだ~っ」

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