
テレフォン -約束-
第4章 シゴト
相変わらずの“シン”の無音
携帯に目を落としていたアタシに声が掛かる
“レナさんご指名です”
「はい」授業中に先生にあてられたようなアタシの返事
“今日も無事に終わりますように”祈りを捧げました
店のコースは、
・50分
・70分
・90分
・120分
・150分
…料金は高級路線らしく相場より高いみたいです
ただ、使用する色欲Hotelはヒドイです
そのあたりの曖昧な経営方針が、あのような代表や店長みたいな従業員に伝染し、輩を製造してる原因であり
そのあたりの穴埋めは《いい加減な講習》なのに、嬢達の場当たり的な高品質なサービスに委ねられているのです
とにかく、アタシは無音部屋から釈放されると同時に、お客さんに抑留拘束される訳です
