テレフォン -約束-
第4章 シゴト
・・・・でも
毎日、毎日、弱火で煮詰めきったような、その性癖を
毎日、毎日、細菌を培養し続けたような、その性癖を
この男は仮面をかぶりながら
毎日、毎日、ふつふつと
毎日、毎日、過ごしながら
ココロの奥底にある歪みを“買った時間”に解放させ
こうやって、“自身の卑癖”を倫理と道徳の説けないシゴトながらでも必死に毎夜、毎夜、“蜜”を捜している嬢達に
まるで、モノを扱うように
まるで、差別を肯定するように
まるで、出会い頭みたいに
まるで、通り魔みたいに
我を忘れて不条理に
こうやって、吐き出して
叩きつけているのでしょう
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