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テレフォン -約束-

第6章 灰色の記憶




・・・・とある日


突然に警察の方がたくさん家に来ました


お姉ちゃんもアタシもいろんな事を聞かれました





・・・・お父さんが捕まりました

テレビドラマのように手錠をお姉ちゃんとアタシの前で掛けられて



お父さんは


連れてゆかれました…








・・・・・・・・覚醒剤




小さい頃、いない間は服役していたと知りました


結局、お父さんは、アタシが高校生になるまで帰って来なかった

その頃にはもう、お姉ちゃん以外は誰も“約束”なんて守らないんだと決め付けていました


手錠姿のお父さんの記憶を黒く塗り潰していないのは、アタシなりの割り切りがあったのだと思います


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