
テレフォン -約束-
第7章 極彩色の万華鏡
それで、お料理が出来なかった日には近くのお蕎麦屋さんに手を繋いで歩いてゆき
親子丼と天婦羅蕎麦を1つずつ注文して半分こして食べました
“まー君”は大好きなハズの1匹しかない海老天をアタシにいつも譲ってくれて
アタシはニコニコ笑いながら
・・・・ねぇ
「“まー君”海老天半分いる?」って聞くと
“まー君”は子供みたいな笑顔で
「うん」と言います
アタシの中の母性は刺激どころか今では電撃を受けて“まー君”がたまらなく大好きで
“まー君”の為にしてあげられることばかりを考えていました
