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Happiness day

第18章 Song for you

ベッドの上に下ろされると、智がすぐに覆い被さって来た

俺のシャツの裾から、手を忍ばせてる智を見上げ聞く

「寝るんじゃなかったの?」

いつもより早くお風呂に入って、寝る体勢を整えてたから
昼間、俺の買い物に付き合わせて、疲れちゃったのかと思ってたのに…

「だから寝るよ?翔とふたりでね?」

チュッと唇にキスをしたかと思ったら、シャツを捲り上げられ、胸に吸い付いつかれた

「んっ…」

いきなりの甘い刺激にピクっと小さく跳ねる体

「昼間は翔に付き合ったんだから、夜は俺に付き合ってよ」

智が俺を見てニコッと笑う

「いいけど…大丈夫?疲れちゃわない?
明日からしばらく休みないよ?」

この先のハードなスケジュールを知ってるだけに、ちょっと心配

「はぁ…」

智は少し驚いた顔をしたあと、溜め息を吐き、更に苦笑い

「あのね?疲れるはずないじゃん…
寧ろ、俺にとっては充電なんだけど」

「充電?」

「本当はね?毎晩だってシタいの。
でも、俺が仕事で疲れるってことは、マネージャーの翔だって同じように疲れるって事だろ?
だから、なるべく翔の負担にならないように、普段は我慢してんだよ」

「え?そうだったの?」

「そうだよ。でも今日は休みで、まだ時間も早い
だから、沢山翔に触れておきたいの」

最近回数が減ってるな、とは思ってたけど
それは、智が疲れてるからだと思ってた

まさか俺の事を思ってだなんて…

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