Happiness day
第19章 Do you…?
会社勤めをする人の殆どがそうなんだろうが
朝、目が覚めてから、仕事に行くまでの流れというものは、大体決まっているもので
俺の場合、一人暮らしの我が家で、トーストとヨーグルトとコーヒーだけの朝食を食べ
決まった時間に家を出て、決まった電車の決まった車両に乗り込む
そして、そのドアが開くと、必ずアイツが俺を迎える
「おはよ、翔」
「おはよう、智」
同僚の大野智が、柔らかな笑顔で俺を迎え、挨拶を交わすまでが俺のモーニングルーティン
このルーティン、何年目になるかな?
入社して間もない頃からだから、かれこれ5年か…
「早いなぁ…」
「え?何が?」
思わずポツリと呟いた俺に、智が反応する
「ん〜?入社してから、もうすぐ丸5年経つんだな、と思ってさ」
「あ〜、もうそんなかぁ、早いよなぁ…」
智がのんびりとした口調で同調する
「もうすっかりおじさんだよな?俺たちも」
「そんなことないぞ?俺はともかく、翔は入社当時と変わらないイケメンぶりだ
社内の女性たちからだって凄い人気じゃないか
何故未だに独り身なのか、謎だって言われてるぞ?」
「どこからそんな情報入ってくるんだよ」
「嫌でも耳に入るって…
それくらい人気が高いんだよ、翔は」
「そう言う智だって人気あるじゃん
癒し系だって言われてんだろ?」
「誰がそんなこと言ってんだよ…」
智が眉間に皺を寄せる
「ニノ」
ニノは俺たちの一個下の後輩。情報収集力がハンパなく
特に、社内のゴシップネタは、どうやって仕入れて来るのか知らないが、驚かされるような内容のモノまであったりする
「はぁ…アイツか…」
溜息を吐き、苦笑いをする
朝、目が覚めてから、仕事に行くまでの流れというものは、大体決まっているもので
俺の場合、一人暮らしの我が家で、トーストとヨーグルトとコーヒーだけの朝食を食べ
決まった時間に家を出て、決まった電車の決まった車両に乗り込む
そして、そのドアが開くと、必ずアイツが俺を迎える
「おはよ、翔」
「おはよう、智」
同僚の大野智が、柔らかな笑顔で俺を迎え、挨拶を交わすまでが俺のモーニングルーティン
このルーティン、何年目になるかな?
入社して間もない頃からだから、かれこれ5年か…
「早いなぁ…」
「え?何が?」
思わずポツリと呟いた俺に、智が反応する
「ん〜?入社してから、もうすぐ丸5年経つんだな、と思ってさ」
「あ〜、もうそんなかぁ、早いよなぁ…」
智がのんびりとした口調で同調する
「もうすっかりおじさんだよな?俺たちも」
「そんなことないぞ?俺はともかく、翔は入社当時と変わらないイケメンぶりだ
社内の女性たちからだって凄い人気じゃないか
何故未だに独り身なのか、謎だって言われてるぞ?」
「どこからそんな情報入ってくるんだよ」
「嫌でも耳に入るって…
それくらい人気が高いんだよ、翔は」
「そう言う智だって人気あるじゃん
癒し系だって言われてんだろ?」
「誰がそんなこと言ってんだよ…」
智が眉間に皺を寄せる
「ニノ」
ニノは俺たちの一個下の後輩。情報収集力がハンパなく
特に、社内のゴシップネタは、どうやって仕入れて来るのか知らないが、驚かされるような内容のモノまであったりする
「はぁ…アイツか…」
溜息を吐き、苦笑いをする