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Happiness day

第25章 夏疾風

下手に長引かせ無い方がいいと判断して、翔くんを抱きしめ、腰を強く打ちつけた

「んぁっ……あっ…あぁ…んっ…」

翔くんもしっかりと抱きついてきて、俺の動きに合わせ、体が揺さぶられてる

「ああっ…やぁ、んっ……さとしくんっっ…」

体を強張らせた翔くんが、痙攣したかのようにピクピクと何度も小さく跳ねた

「くはっ…しょおくんっ…」

翔くんのナカも痙攣したみたいに収縮し
その刺激に耐えきれず、俺は翔くんのナカでイッた

翔くんがどこかに行ってしまわないように、ギュッと強く抱きしめる

翔くんの腕も、痛いくらいに俺にしがみついてきた

「「はぁ…はぁ…」」

ふたりの荒い呼吸が重なる

「しょ、くん…だ、じょぶ、か?…」

腕の中の翔くんから『ん…』っと唾を呑んだような小さな返事が返って来た

ホッと息を吐き、翔くんを解放した

抱きしめていてあげたいけど、上に乗ってたら、重くて、翔くんも苦しいだろうから…

ふたりが吐き出したモノを処理して、翔くんの横にコロンと転がり、翔くんの手を握った

「怖いの大丈夫だった?」

「うん。怖かったけど、その後は、ふわふわ空を飛んでるみたいで、凄く気持ち良かった…
智くんと一緒だったからだね、ありがとう」

「俺こそありがとう
最後まで出来たのは、翔くんが頑張ってくれたおかげだ」

翔くんが体ごとこちらを向いた

「今ならね…ジップラインやっても怖くない気がする」

俺も翔くんに向き合う

「本当?それなら明日、もう一度行く?」

「んー、明日はまた怖くなってる気がするから、やめとく」

「ははっ!本当に今だけなんだ?」

「ふふっ…そう、今だけ」

楽しそうに笑うキミが可愛くて、揶揄いたくなる

「飛びたくなったら言ってよ
いつでも俺が飛ばせてあげるから」

「えっ?…あっ!……うん…また、お願いします…」

「はい。喜んで…」

チュッとキスをすると、はにかむキミ

照れる姿は最高に可愛くて、またキミに恋をする…

きっとこれから先も、数え切れない程、キミに恋していくんだろう。


〈end〉

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