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そして土曜日…
今日は帰りが別々になるから、自分の車で愛護センターへ行く

ジュンには懐かれて来たけど
カズとは、まだ距離がある感じ…

「雅紀と仲良くすれば、カズとも仲良くなれるって言ってたのになぁ…」

「何言ってんの、もう仲良くなれてるじゃん」

「だって、こっちに来てくれない」

基本、雅紀の方にばっかいるカズ

「カズは、頭がいいからね
翔ちゃんは、ジュンのモノってわかってるんでしょ？
だから、必要以上に翔ちゃんの所に行かないんだよ
翔ちゃんとジュンが仲良くなるのを邪魔しないようにさ」

「へぇ…カズって、そんな事までわかんだ？凄いな…」

「俺と一緒だもんねぇ？カズ」

「そうか？雅紀はジュンの事も、カズと同じくらい可愛いがってるじゃん」

「じゃなくて、大野さん」

「大野さん？」

「俺がどうかした？」

いつの間に来ていたのか、頭の上から大野さんの声がした

「くふっ…俺も邪魔しないよ、って話し」

「邪魔？どういう事？」

大野さんが首を傾げる

「俺もよくわからなくて…
カズは、俺とジュンが仲良くなるのを邪魔しないようにしてるって言うんですけど
それを雅紀は、自分も一緒だって…
でも雅紀はジュンの事も可愛いがってるから、違うんじゃないかと…」

「ふ〜ん？」

大野さんも疑問符がついた
やっぱり、わからないよなぁ…雅紀の言ってること…

「俺の場合は、翔ちゃんが仲良くなる相手が違うからね」

「あ、なんだ。そういうこと？
ふふっ…ありがと、相葉くん」

え？わかったの？今ので？

俺の方が雅紀と付き合い長いのに…

このふたり、あれだけで通じ合っちゃうんだ…
似てるって言ってただけあるな