Happiness day
第11章 Your Eyes
「そう…この絵たち、よく見て?
今だけじゃなく、何年か前からの翔くんなんだよ?」
智くんに言われ、一枚一枚をちゃんと見る
「ほんとだ…少し若い俺もいる…」
「でしょ?なんかさ、気が付くと翔くんの絵を描くようになってて
だから、いつの間にか増えてた…
翔くんはどう思う?」
突然の智くんの質問…質問の意味を理解出来ない
「なにを?」
「なんで俺は翔くんの絵を描き続けてるんだと思う?」
「そんなの…俺に聞かれても、わからないよ…
俺…絵、描かないもん…」
「この前、翔くんが俺の肖像画を描いてくれたでしょ?
あれ…なんで俺を選んだの?」
「それは…智くんの顔が頭に浮かんだから…」
「俺もそういう事だと思うんだよね
だから、なんで翔くんの頭に俺の顔が浮かんだのか知りたい」
智くんが真剣な表情で俺を見つめる
「それは……」
「それは?」
「いつも智くんが、俺の中にいるから…」
「どうして?」
「どうしてって…」
そんなの…智くんの事が好きだからに決まってるじゃん…
好きな人だから、いつも頭の中から離れないんだ
好きな人だから、想いを込めて描きたいと思った…
『好き』…だから…?
「…え?」
あり得ないと思っていた答えにぶつかり
顔を上げ、智くんの顔を見つめる
「わかった?どうして俺が翔くんを描き続けてるか」
「え…あ……嘘、でしょ…?」
「嘘でこんなに描けると思う?」
「…おもわ、ない…」
だって、智くん言ってた…
『一枚描くのだって大変なんだ』って
それをこんなに沢山…
しかも、何年も前からなんて…
今だけじゃなく、何年か前からの翔くんなんだよ?」
智くんに言われ、一枚一枚をちゃんと見る
「ほんとだ…少し若い俺もいる…」
「でしょ?なんかさ、気が付くと翔くんの絵を描くようになってて
だから、いつの間にか増えてた…
翔くんはどう思う?」
突然の智くんの質問…質問の意味を理解出来ない
「なにを?」
「なんで俺は翔くんの絵を描き続けてるんだと思う?」
「そんなの…俺に聞かれても、わからないよ…
俺…絵、描かないもん…」
「この前、翔くんが俺の肖像画を描いてくれたでしょ?
あれ…なんで俺を選んだの?」
「それは…智くんの顔が頭に浮かんだから…」
「俺もそういう事だと思うんだよね
だから、なんで翔くんの頭に俺の顔が浮かんだのか知りたい」
智くんが真剣な表情で俺を見つめる
「それは……」
「それは?」
「いつも智くんが、俺の中にいるから…」
「どうして?」
「どうしてって…」
そんなの…智くんの事が好きだからに決まってるじゃん…
好きな人だから、いつも頭の中から離れないんだ
好きな人だから、想いを込めて描きたいと思った…
『好き』…だから…?
「…え?」
あり得ないと思っていた答えにぶつかり
顔を上げ、智くんの顔を見つめる
「わかった?どうして俺が翔くんを描き続けてるか」
「え…あ……嘘、でしょ…?」
「嘘でこんなに描けると思う?」
「…おもわ、ない…」
だって、智くん言ってた…
『一枚描くのだって大変なんだ』って
それをこんなに沢山…
しかも、何年も前からなんて…