
Liar × Lover
第2章 Between the sheets
私も身体を起こし、彼の居る
ベランダへと向かった。
「 ……ん、起きた?おはよ。
って、まだ夜中だけどね。」
煙草の煙を吐きながら、少しおかしそうに
誠斗さんが笑う。
時計を見ると、針は
時刻は1時を差そうとしていた。
もうこんな時間だったのか……………。
「 ごめんなさい…私、結構長い間
寝ちゃってましたよね…………」
「 気にしないで。
俺今日仕事休みだから全然大丈夫。
それより、ちょっとは落ち着いた?」
誠斗さんの言葉に対し、私は小さく頷く。
少しどころか
かなりスッキリしたかも。
ここ最近、涙を流す事が全く無かったから
ひさしぶりにあんなに泣いた気がする。
