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Liar × Lover

第4章 Adonis






教室へと向かう彼の背中を
私は見えなくなるまでずっと見つめていた。








颯斗は今でも

私の事を『 好き 』だと思っているのだろうか。






もう気持ちが無いのであれば
さっさと振ってくれたら良かったのに

なぜ、別れを切り出さなかったのか。

  




考えれば考えるほど
ますます颯斗の気持ちが分からなくなる。









けど、もう私の気持ちは固まっていた。










今日、颯斗に何を言われようと
























私は彼に







『 別れたい 』と伝えるんだ _____ 。







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