ある日突然NTR合戦に巻き込まれた不肖の僕
第1章 あ、間違えた
「なあー」
中3の夏休み初日の昼頃、登校していた僕は、下足室で偶然出くわした幼なじみのまゆみに、声をかけた。
「え?」
まゆみは、驚いたふうだった。
じつは、僕とまゆみは幼なじみといっても幼稚園時代のことで、それから今までの9年間、ほとんど顔も合わせていなかった。
ただ、3年前の小6のとき、行事で顔を合わせてはいる。しかしそのときも、ほとんど話をしなかった。
そんな僕とまゆみの関係だが、その幼稚園時代に、非常に仲良くていつも一緒にいて遊んでいた。そして、あろうことか
「将来、結婚しようね」
と約束をしていた。
その約束じたいはその後忘れていたが、小6で再会したときに思い出した。まゆみが異常なくらい僕に熱い熱い視線を送ってきたから、だ。
そして去年、中2のときクラスが隣同士になったということもあって顔を合わせる機会が増えた。
ただ思春期に入ったこともあり、互いに遠目で視線を交わすくらいだった。まゆみは、相変わらず僕に異常なほどの熱視線を送っていた。
中3になり、これじゃいけないと思った。しっかりと告白し合って、付き合わないといけないと。
そして、今日。
偶然出くわしたので、声をかけたのだ。
中3の夏休み初日の昼頃、登校していた僕は、下足室で偶然出くわした幼なじみのまゆみに、声をかけた。
「え?」
まゆみは、驚いたふうだった。
じつは、僕とまゆみは幼なじみといっても幼稚園時代のことで、それから今までの9年間、ほとんど顔も合わせていなかった。
ただ、3年前の小6のとき、行事で顔を合わせてはいる。しかしそのときも、ほとんど話をしなかった。
そんな僕とまゆみの関係だが、その幼稚園時代に、非常に仲良くていつも一緒にいて遊んでいた。そして、あろうことか
「将来、結婚しようね」
と約束をしていた。
その約束じたいはその後忘れていたが、小6で再会したときに思い出した。まゆみが異常なくらい僕に熱い熱い視線を送ってきたから、だ。
そして去年、中2のときクラスが隣同士になったということもあって顔を合わせる機会が増えた。
ただ思春期に入ったこともあり、互いに遠目で視線を交わすくらいだった。まゆみは、相変わらず僕に異常なほどの熱視線を送っていた。
中3になり、これじゃいけないと思った。しっかりと告白し合って、付き合わないといけないと。
そして、今日。
偶然出くわしたので、声をかけたのだ。