テキストサイズ

ヌードモデルのオール・デイ・ロング

第4章 撮影から第二の処女喪失の準備まで


やっぱり女性美は曲線の魅惑に尽きると思う。

いまの大屈曲は捨て身の戦法だが、女性の美の捉え方をわからせるのに絶大の効果をあげたようだった。

彼のテンポが格段に良くなった。

夕食までの残り時間をいっぱいに使ってあらゆるポーズを撮った。

美しい清潔感のあるヌードフォトになるだろう。
ほんとうに嬉しい。

たとえばベッドで組み敷くと、どうしても相手を汚してしまう。
下着まで脱いでしまうのは、服を汚さないようにするという理由もあるのだ。

乱れに乱れて、濡れて溢れ、時には汗だくなった体と密着するのがセックスであって、美しい裸身を愛でるどころではないが──

今の私は鑑賞するための裸身を提供している。
それはヌードモデル本来の姿だった。

ほんとうに嬉しい。

撮影終了──

彼がカメラをPCにつなぎ、モニターに映し出した。

やはり、例の過激な大屈曲は、自分でしておきながら、正視できなかった。

かえって、(専門の出版物に載ったであろう)性器部分のアップなら割り切って見られたかもしれない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ