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女忍者(くのいち)忍者狩りに遭う。

第3章 忍び狩り

 障子からツッと音した。行灯の炎が揺れて、ふうっと大きくなった。同時に奈美さんの影が右に左に揺らいだ。

 頬に小さな風を感じた。
 
「奈美さんっ!」
 
 私は奈美さんの身体を引き寄せ、その身体を抱き寄せる。
 
 トトトトッと奈美さんの後ろにあった菓子箱のところで音がした。
 

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