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チャイナドレス姿の女

第15章 性欲処理人形

訳の判んない猿人の娘とアヒルと熊の共同生活が始まった。

勿論、判んない猿人の娘は貧乏で、アヒルと熊を養える
筈もなく、アヒルと熊は閉店後の映画館の掃除バイトをした。

訳の判んない猿人の惑星の住人からして見ると、知性を備えたアヒルと熊の方こそ判らない。

幾多の紆余曲折を経て今に至るのであるが紙面の都合上割愛。

。。(し(。=)>(=(ぇ)=。)

休日はアヒルも熊も草臥
れて惰眠を貪っている。

少ないお給金の中、貯金して
アパートと云う名の生活基盤を確保して3人で穏やかに暮らすと云う夢を抱くようになった。

。(し(。∋)>)(ぇ)∈。)

「早く起きろ熊バイトの時間」

20時23分、肩先に水筒を吊るして仮初に住所と定めた
廃屋を出て地下鉄に乗る。

20時55分の電車に乗って
最寄の駅に到着、11時35分に職場の映画館に行く。

午前6時を回る頃、仕事終了。

。(。=(ぇ)=)(し(=△=。)

「クッキーの匂い」

「宇宙船を修理して故郷
に帰る事は諦めたの?」

「クッキー何て洒落た
喰い物プニプニ星にない」

アパートと云う名前の生活基盤の確保に邁進していたある日、当人の他にはどうでも良い事柄であるがアヒルと熊のバイトのシフトが減る事態に陥った。

_,Д_Д,
○|ln n l
 ̄|(ぇ=ノ
 ⊂  ⊃
  |x |/)
____∪~∪_>(゚。)っ)

「今日の熊って変」

「シフトが少し減っても不景気だから仕方ない、次の仕事先を探したら方が良いかもね」

「そんな簡単にバイト先が
見つかる訳がないよ」

「アルミ缶を拾ってお給金が
減った分補うようにしよう」

「もうお前の膝は限界だろう」

((/((\\
)> <∠|
(""∇""*∠/
 ∩○∩ (し(゚△゚。)

「手作りクッキーを販売して私がお金を作るわ」

「自称石原さとみも変」

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