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小さな妻

第3章 3.部屋の中

「すごーい!」

私は彼女の好きそうなオンラインゲームをセットしてコントローラーを渡した。

美優は「これどうするの?」とか「凄い絵がキレイ!」とか言いながらゲームをプレイし、対戦型のゲームでは私も参加してプレイをした。

私には性的な目的はないといったが、これほど近くに子供とはいえ女性がいて、しかも世間の女性のように私を見下さず、気味悪く思わない状態というのは、もしかしたら人生で初めてのことかもしれない。

このとき、ロリコンたちの気持ちが少し理解できるように思えた。

私は性的な目的のために美優を部屋に入れたわけではないが、美優の身につけている夏用の薄着はひどく私の性的部分を刺激した。

はちきれそうな胸はブラをつけておらず、大人の女性のような谷間と脇の部分からはみ出ているバストの横部分は、私をノックアウトさせるのに十分だった。

極端に短い短パンから出ている少し太めの太もも、そして彼女の体から発してる体臭は媚薬のように香っていた。


私のペニスは勃起と収縮を繰り返してカウパー腺液が出ている。しかし、美優に襲いかかる情動を抑えることはそれほど難しいことではないと感じた。

「なにか飲む?」と冷蔵庫に向かい、オレンジジュースを取り出そうとした。

私には恋愛経験はなく、さらには女性と会話をした記憶さえ数えるほどだ。

もちろん自分の家に女性が訪ねてきたことなんかないし、デートなんか夢の世界のファンタジーである。

たとえ小学生であっても美優は《女性》であることに違いない。

私にとって当たり前の景色だが、部屋を見て喜んでくれたりしたことが、嬉しかった。

今の状態はまぎれもなく「恋愛的な状況」であり、それが人生で初なのだから、嬉しくてしかたがなかった。

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