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ローターとバイブと弟と私

第1章 1.弟

本当に血がつながっているのだろうか??
ソファーでスヤスヤと眠っている弟、ダイキの可愛い寝顔を見て私は思った。

人のDNAはすごくて、女は父親や男の兄弟は臭く感じるらしい。
それは《近親相姦》を避けるためなんだって。

でも私はダイキのことを臭く感じない。
それどころか、確実に「性の対象」として見てしまっている。

子供の頃は他の兄弟たちと同じだったように思う。
それがある日突然、弟に萌えちゃったんだよね…。

弟はまだ高校2年生、私より3つ下。
ある日テレビを見てて、お笑い芸人がチンコを放り出してふざけているシーンがあって、無邪気な弟はそれを見て真似したの。
その時弟のチンコは勃起してて、チンコに張り巡らされている血管を見たときドキッとした。

すごい衝撃的だった。

私はニートで引きこもりだから、まともな恋愛もできなかった。
最近では部屋でこっそりとアダルト動画見ながらオナってるんで、チンコには免疫ついてたはずなんだけど。
やっぱり《ナマ》の迫力はすごかった。

あれから弟とエッチしているところを想像しながらオナってる。


――この感情の正体はいったいなんだろう?
ちょっと気持ち悪い…。
ダイキは寝返りを打ってあっち向いちゃった。

今日もコイツは居間のソファーで値落ちするんだろうな。
毛布でもかけてやるか!

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