テキストサイズ

ヌードモデルは『ミス・キャンバス』になれるのか

第3章 知佳の場合――レオタードの憧憬

知佳の応募メールに練習用レオタード姿の写真が添付されていたが、完璧なプロポーションだった。女性として嫉妬してしまった。

これで、レオタードがなくなるんだよね。
どうなるんだろう。

知佳の希望で、一時間も早く控え室を使わせてもらった。

私のスタート地点となった控え室である。ここでショーツを抜きとったんだなぁ。

個人的にはすぐにでもレオタード姿を見たかったけど、それは学園祭本審でのお楽しみとした。

知佳は下着を脱ぐところを見ないでほしいと、私を部屋から出した。

やがて、ガウンを着た知佳がドアを開けた。

そのまま、テーブルに向かい合って座る。
さりげなく観察すると、やはり少し落ち着きがないようだ。

脱衣籠には脱いだ服がたたんであり、ああ、この子は清楚な青いワンピースで来たんだったと思い出した。

ちなみに私は薄紫のブラウスと濃紺のミニスカート。
そして、ポーズを指導する場面を想定して、下着がわりにワンピースの水着を着用していた。
パンチラするよりは、水着姿がまだいいもんね。

そうならないように祈るけど。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ