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ネット×恋愛

第2章 2章_

「え!!もう少しで倒せたのにー!!」
今日は休みだ。朝からゲームをしている。

…チクタクチクタク
時計の針が進む。

「流石に疲れたー。」
おもいっきり伸びをして体をほぐす。ゲームし始めて3時間以上経過していた。

…休もう。
うーん。ゲーム配信でも見に行こうかな?
スマホで検索をかける。

この配信にお邪魔しよう。
声は男性。ハキハキ喋る配信者で、声もイケボ…とでもいうのだろうか。万人受けしそうな声だ。


凄い!!さっき倒せなかった敵をあっさり倒している!
その配信者は私が苦労している敵を簡単に倒していた。

普段は、配信を見ているだけでコメントはしないが
「こんにちは!凄いですね!見事です」

コメントしてみた。

『こんにちはー。ありがとう!』

配信者から返事がきた。
コメントを読んでもらえる…というのもなかなか嬉しい。

『よかったら一緒にゲームしますか?』

一緒に!?
普段私は一人でゲームをしている為、誰かとゲームをすることはない。
なんか面白そうだな…やってみるか!

「いいですよ!やりましょう!」
変な緊張で汗が出てきた。

『よろしくお願いします~。』

こうして配信者の人と一緒にやることに。

『ここはあまり前に出過ぎない方がダメージ喰らわないですよー』
アドバイスを貰いながら一緒に進める。
そして―…

ずっと倒せなかった敵を倒すことができた。
本当に上手いなこの人。

『ありがとうございました!楽しかったです。また、遊びに来て下さいね』

―配信は終了する。

私は配信が終わった後、リンクに載っていたSNSにとび、挨拶をした。
「先ほどは、ありがとうございました!楽しかったです」

その配信者からすぐに返事がきた。
『こちらこそ、ありがとうございました!また一緒にやりましょう!』


私のオンラインゲーム名は『リョウ』
相手の配信者の名前は『アヤト』


今思えばここから全てが始まっていたのかもしれない―…

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