テキストサイズ

魅せられて

第4章 変化

なのかは別荘に入った。
別荘には
部屋を覗くと、真ん中にモデル台があって、それをグルッと取り囲むように、イーゼルが林立している。
山中の友人たちが、イーゼルの前に座って準備をしている。
大勢の前で脱ぐのかとなのかはすこしおじけずいた。
「こういう時はね。衝立か何か用意して」
山中が言った。

「なのか慣れてるから大丈夫だよね」
西寺が言った。
「モデルさんに対する最低限の配慮がね」
なのかをじろじろ見ながら言う。
「別に脱ぐとこをジロジロ見たりしないからね」
なのかは安心して脱ぎだした。
なのかは全裸になるとモデル台に立って
手を後ろで組んだ。
仲間たちも、ちょっと離れてなのかの全裸の身体を前や後ろから見回している。
「いいでしょう」
西寺が言う。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ