テキストサイズ

男の友情・女の立場

第6章 キス

絶頂に行き着いた美羽は、静電気のように残留する快楽の刺激に支配されていた。

オーガズムの余韻は強く、足の指が個々に意思をもったかのように好き勝手にピクピクと反応している。

しかし、絶頂感は長続きすることはなく、すぐにまた快感の乾きが押し寄せてくる。


健太は美羽の姿を見ながらどうすることもなく、赤ちゃんのように呆然としている。

美羽はハッと思いついたように体を起こし、じっとこちらを眺めている健太の下半身に飛びつきペニスを咥えた。

「ンッンッンッ」

と鼻息を唸らせながら頭を獅子舞のように回転させ、さっきよりも感情的なフェラをし、座ったままの健太にまたがり、座位のかたちで自ら挿入する。

十数センチの健太のペニスは、体の中に迎えると2倍にも感じ、肺のあたりにまで達しているように思えた。


美羽は自分の足を屈伸させて上下し、も一つの戒律である《キス》を自らした。

健太の口の中に舌を入れかき回すと、同調した2つの舌が絡み合う。

キスをしながらも美羽は「アッアッアッ」と、下半身から伝わる刺激を楽しみながら喘ぎ声を上げた。


美羽は自分の膣壁に健太のペニスを擦りつけ、そのたびにくしゃみをした後のの気持ちよさや、蚊に刺されたところを掻きむしるような気持ちよさを感じ、何度も何度も繰り返す。


今度はペニスによってオーガズムを欲するようになり、腰を回転させながら健太のモノで膣壁の360度すべてに強く擦りつけペースを上げた。

美羽の欲求を感じた健太が下から突き上げ、激しく腰を打ち付けると、美羽は首を後ろにダランと下げて天井を向き叫ぶ。

「ウッウッアッアッアッ~ン!!!」

健太に抱きついた美羽は、体を強く密着させて乳房を健太の胸に擦りつけながら、断末魔のような雄叫びを上げて到達した。

ヴァギナにペニスを入れたまま、狐憑きの少女のように半狂乱になりながらオーガズムの残りの波動を体いっぱいで味わい、結合部は溢れ出た体液でグショグショになっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ