ひとつ屋根の下の愛情論
第19章 【最終章】ひとつ屋根の下したの愛情論
――――――――…
「う――――…ぅ…」
「起きたか?」
目が覚めると、外は明るくなっていた。
体を起こそうとしたが…腰にピリッと痛みが走った。
「フッ…腰――――痛いのか?大丈夫か無理するなコーヒー持ってきてやる」
目線だけを動かすと…律夏が俺を見つめ微笑んでいた。
「///あ…昨日は……」
「あ~…輪ゴム外した途端に豪快にイッて――――そのまま…ダウンしたんだ…覚えてるか?」
なんとなく…覚えている――――…
「悪かったな――――ハサミに怯える秋音に///興奮して止められなかった…」
コーヒーの入った、俺のマグカップを持ってベッドに座る律夏は俺を労るように起こすと…手にカップを持たせた。
「///ひ…酷いじゃないか――――…ちょっと帰りが遅くなっただけで…あんな事するなんて」
コーヒーを口に含むと――――フワッと香りが広がり、疲れが溶けた気がした。
律夏と関係を持って――――…半年…
俺は大学生になった。