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死角関係~女3男1の四角関係~

第2章 私は男を見る目がある

「菜々美は?今日は日勤じゃなかった?」

「非番の翔馬とデートだって」


私のインスタが原因で
誤解を招いてしまった菜々美と華子に
お詫びを兼ねてご馳走しようと
うちら三人で贔屓にしている
イタリアンバーに呼び寄せた。


「菜々美…怒ってた?」

「別に。てか、事前に話しておいてよ。
カレシを嫉妬させる材料に翔馬を使うって。
巻き込まれたこっちの身にもなれって話」

「華子を巻き込んだ?菜々美じゃなく?」


正面に座る華子がワイングラス片手に
一瞬固まったようにも見えた。


「…こっちの話。環奈には関係ない」

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