テキストサイズ

死角関係~女3男1の四角関係~

第2章 私は男を見る目がある

「なによそれ。こっちの話って」


きっぱりと物事を口にする華子にしては
珍しく含みを持たせた言い種。


「環奈には関係ない」

「そう言われると、ますます気になる」

「いいんだって。それより、環奈のカレシの話
聞かせてよ」


華子は一杯目のワインを飲み干す。

話題変えたな。

でも私もカレシの話したいし。


「外科医の徳井先生。めっちゃイケメンで
めっちゃ優しくて、めっちゃ仕事が出来て
めっちゃ愛してくれるの」


これまでの私の男性遍歴の中で
ぶっちぎりのナンバーワン。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ