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快楽の籠

第1章 快楽の入り口

「こんなに大きくしちゃって、待ちきれないの?」
女性は履いていたヒールを脱ぎ捨てる。
「縛られてされるの好きなんだ」

女性は僕が縛られているベッドへ、手をおくと、四つん這いで這い上がってくる。
怒張した下半身の先から、二つの透けた膨らみを揺らして、裸よりもいやらしい光景が展開する。

僕は嫌な予感がしたが、欲望が遥かに上回って、体を硬直させて、女性を待った。
「ねえ、こんなに興奮して。私の体で興奮しているの? ねえ」

女性は僕に覆い被さるようにした。
全裸の僕の体を舐めるように眺めると、にっと歯を出して笑う。
「私はエリカ」女性は言った。
「あなたのここ、大きくなって、はち切れそうね。ほおら、私にくっつきそう」

エリカと名乗った女性は、腰をくねらせる。
いきりたった僕の下半身に、エリカの下着がくっつきそうだが、かわすようにゆらゆらと腰を動かす。

僕の肉棒は、ビクビクする先から、汁がわき出していた。
雫になった汁が、興奮でドクドクとわきだし、すぐに先っぽを濡らした。

「いやらしいね。これから何をされるかあ、期待しちゃってるの?」
エリカはそういうと、唇からピンク色の舌を出す。
顔が僕の顔へ近づき、舌先が僕の唇へ触れる。

ぬるっとした下の肉が、柔らかい感触で僕に伝わる。
びくんと、全身の血液が沸き上がった。
ビクビクと肉棒が震えて喜びを表している。
されたい。
その言葉が胸につきささる。

「ほら、ビクビクしたのさわって欲しい?」
エリカはいつの間にか右手の指先を、肉棒のもとへ伸ばしていた。
「正直になれば、気持ちよくしてあげるよ」

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