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快楽の籠

第3章 這い回るもの

気づくと、肉棒は少しあげられたミナの添えられた手に捕まれていた。
汁でたっぷり濡れ、その瞬間に快感が肉棒に集中する。

触れられた瞬間、すでに腰からわき上がるものを感じた。
感じられるという安堵が、焦れったさに感じた頭痛を吹き飛ばす。

ミナはぐりっと、ねじりあげるように肉棒をこすりあげる。
ぶにゅっと、体液で滑らかな摩擦が、絶頂に一瞬で羽上げた。

どくん。

肉棒の先から吹き上がる白い液体が、ミナのベビードールを白濁に模様をつける。
あーっと、絶頂のあえぎを奏でる。

ぐりっと、ミナはさらにねじりあげる。
血管が浮いた肉棒は、答えるように脈動する。

どくん、どくん。
再び吹き出した白い液体が、宙を舞ってさらにベビードールを濡らす。

「あは、すごい!」
ミナの声は快感で霞んだ先からわずかに着替えた。
下半身の脈動に、身体中快感で硬直し、弛緩した。

どぷ。
何度目かわからない白い液体が、ミナの手を汚した。
どぷ。どぷ。
液体を吐き続ける肉棒は、ミナの手でしごき続けられた。

「我慢して、一気に気持ちよくなっちゃいましたね」
ミナは放出がようやく終わった肉棒をしごき続けた。
肉棒はヒクヒクとしているが、放出で敏感になり、しごかれるのが苦しい快楽だ。

ああ、うぐ。
腰を引きたくなるが、ミナは最後まで絞り出すようにしごいてくる。
すると、どぷ。
奥底に残っていた最後のひと吹きが、流れ落ちた。

ミナは手を止めた。
白い液体が手とベビードールを汚しているのをまじまじと見つめる。
「たくさん出ましたね。私の体までびしょびしょ。ふふ、気持ちよくなったんですね」

僕ははあはあと、肩で息をしていた。
一気に襲ってきた快感で、心臓がドクドクしている。

ミナは手についた白い液体に光を当てて眺める。
その表情に、笑みを浮かべている。

「まだまだ、気持ちよくなりたいですね」
吐き出しきった肉棒だが、やはりまだその固さを保っていた。
気持ちは今満足したばかりなのに、体が勝手に反応している。

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